『ごまのすべてがわかる本』

ごまのすべてがわかる本 (趣味の教科書)生姜をこよなく愛する人のことを「ジンジャラー」と呼ぶなら、マイごまを持ち歩くほどごま好きな私は、さしずめ「ゴマラー」といったところか(ここは、「セサミ」じゃなく、「ごま」と言いたい)。

ごまって、ほんとうに優れものだと思う。
いりごま、すりごま、ねりごま、ごま油。黒に白に金。風味や食感など、さまざまに表情を変えるごま。存在感はあるのに、他の食材の味を邪魔しない。
最近健康ブームで注目されているが、なによりごまは美味しいのだ!香りとコクがあって、「なにか足りないな」という時は、さっと加えるだけでワンランク上の味になる。小さいけれど、頼れるヤツである。

さて、本書。
ごまの種類や歴史といった基本的な知識から、健康学、レシピに至るまで網羅した、まさにごま尽くしの一冊。「すべてがわかる」は言い過ぎだが、コンパクトにまとまっているので、ごまに興味がある人なら読んで損はない。
目新しい情報は得られなかったものの、第2章「ごまのふるさとを訪ねて」は興味深かった。国内で消費されているごまの99%以上は輸入もので、国産の半分以上が鹿児島県の喜界島で生産されているなんて、初めて知った。
国産ものは値が張るが、ごま作りに情熱を傾けている日本人がいるというのは、なんだか嬉しくて応援したくなる。

読めばごまを食べたくなること間違いなし、の一冊ではあるが、「かどや製油」色が強いのがちょっと気になった。創業150周年に合わせたように出版、経営者のインタビュー、かどや製商品の紹介と続くと、企業PRなのかと思えてくる。
かどやのウェブサイトに手を加えたような内容ではなく、独自の視点で切り込めば、もっとおもしろいものになったと思う。[Amazon]

  1. 面白そうな本ですね、最近ダイエット関係色々読んでるので参考にします。
    ちなみに地元の図書館にあったので早速予約しました。
    ありがとうございました。

    • ぐら
    • 2009年 4月12日 11:45am

    >west32さん
    コメント、ありがとうございます。
    読めばごまを食べたくなると思いますよ。
    ここで紹介されていたピェンロー、早速作りました。

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