『SUMAI no SEKKEI(住まいの設計) 2009年12月号
レビュープラス経由で献本していただいた一冊。
デジタル雑誌にちょっと身構えてしまうのは、旧時代の人間なんだろうか…。世間ではキンドルに注目が集まっているが、やっぱり読むなら紙で、と思う。収納に困らないのはたいそう魅力的だけど。
それはさておき、本書である。
いっとき、ガーデニング好きの母親の影響でインテリア雑誌などまめにチェックしていたが、だんだん手に取ることもなくなってきた。おそらく、「お洒落な家にするには、金がいる」という自明の理をようやく悟ったのだろうと思う。
すっかり疎遠になっていた間に目にした『SUMAI no SEKKEI』。
こんな雑誌、あったっけ?と調べてみると、『新しい住まいの設計』のタイトルが変わったらしい。ローマ字表記にどれだけの意味があるのか分からないが(むしろ読みにくいぞ)、雑誌の雰囲気は以前と同じで、「ただいま」とでも呟きたくなる。
今月号の特集は、「ホッとするね 和の家、和の暮らし」。
これは極端な意見かもしれないが、住宅雑誌って「和(もしくは木の家)」「キッチン」「間取り」「庭」のローテーションを繰り返しているような気がする。今の時代は、それプラス「エコ」という視点が入ってくるのか。
ここではまず、築90年の京都の町屋に暮らすアメリカ人建築家が紹介されている。愛読書は、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。いやいや、日本人でも読んでる人少ないって!
このムーサスさんが改装した住まいが、じつにセンスが良いのだ。「歴史」と「現代」がしっくり溶け込んでいる感じ。うなぎの寝床のような細い間取りをうまく利用して、光と影のコントラストが効いた心地よい空間を作り上げている。
ところで、わが地元・奈良では、町屋を今風に改装した「町屋カフェ」なるものがあって若い女性に人気である。私もならまち散歩がてらふらりと立ち寄るのだが、古きよき日本の伝統に対する憧れというのは、若い世代や海外の人たちの方が強いのだと思う。
今月号では他に、「小さな敷地の家づくり大作戦 横がダメなら縦に伸びろ!」と題して、工夫を凝らした小さな敷地の家づくり実例が載っている。狭小住宅が取り上げられるたび感じるのだが、広い庭を持て余してジャングル化してしまった家に対するアドバイスをしてくれないものだろうか。切に求む。
そして、私が一番喰いついたのが、「週末別荘のススメ」。
維持費がかかる別荘になんの興味もなかった私だが(購入資金があるかはさておき)、この記事を読んで「別荘ほしー」という願望が沸々と込み上げてきた。
ここで紹介されている方たちのように、都会と田舎の家を往復する人たちのことを、トカイナカ族と呼ぶらしい。都会の便利さを享受しつつ、自然の恵みもたっぷり味わって心身ともにリフレッシュする。白洲次郎じゃないけど、人間にとって晴耕雨読の生活は理想的だと思う。[Amazon]



ぐらさん、こんにちは。
おひさしぶりでございます~♪
いいですね、田舎暮らし。
田舎に住みたい。
別荘欲しい。
そしたら、こんな表紙のような別荘がいいですね。
やっぱり人間も自然の一部なんですよね。
だから自然か心地良いんですよね。
>ふうたんさん
お久しぶりです。
すっかりご無沙汰している間に、ふうたんさんは本当に大変でらしたんですね…。
最近、『びんぼう神様さま』(高草洋子・著)という本を読んだのですが、
ふうたんさんの心の強さや、ご家族の明るさとオーバーラップします。
とても良い本なので、是非読んでみてください。