カテゴリー : 漫画

12月に読んでおもしろかったマンガ

当人が真剣であればあるほど、その姿は傍から見ると滑稽に感じられるものである。
そんな人間の可笑しさを描くのに、ギャグ漫画はうってつけだと思う。「馬鹿馬鹿しい」は、私の中で最大級の賛辞だ。
さて、今月読んだ漫画で特におもしろかった新刊二冊をご紹介。どちらも続きが楽しみな第一巻である。
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『フルーツバスケット(全23巻)』高屋奈月

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)主人公は、高校生の本田透。
幼い時に父親が病死、母親が交通事故で他界したため、自活することに。たび重なる不遇にもめげず、前向きで素直な女の子である(ほとんど天然記念物モノ)。そんな彼女が、ひょんなことから同級生の男の子の家に居候するところから動き出す物語。
美少年に囲まれたヒロイン、との設定はいかにも少女漫画的ではあるが、ここに“十二支の呪い”という悲壮感漂うエピソードが絡んでくるからおもしろい。
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『絶対安全剃刀』高野文子

絶対安全剃刀―高野文子作品集高野文子の初期作品集。
人物の絵柄や線のタッチなどさまざまな作風が混在しているので、雑多な印象を受ける。試行錯誤しながらいまのスタイルを確立していったことが窺える一冊である。

ただ、構図のうまさや斬新な切り口はこの頃から抜きん出ているものの、拙さの感じる作品や私の好みに合わないものもあって、手放しで絶賛する気にはなれない。例えば、若い女性の肩肘張った生き方を描いた「はい―背筋を伸してワタシノバンデス」や、「おすわりあそべ」「うしろあたま」の3篇。複雑で矛盾を抱えた少女の心境をうまく捉えているが、他の少女漫画で読んだような作品に思えて少し物足りなかった。
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『棒がいっぽん』高野文子

棒がいっぽん (Mag comics)1コマ1コマを大切にしたくなるような漫画がある。先を急ぐのではなく、立ち止まったり戻ったり、ときには寄り道しながら、ゆっくりゆっくりページをめくることが心地よい漫画がある。
それが高野文子の漫画ではないだろうか。
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『もやしもん4』石川雅之

もやしもん(4) (イブニングKC (171))冒頭から、『のだめカンタービレ』とコラボっている第4巻である。
そういえば、“のだめカレー事件”なる一コマに、菌がいろいろ出ていたな、と読みながら思い出していた。『のだめ』にはまっていた時は、この漫画を知らなかったから特別意識していなかったが、地味に登場していたのか。
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『もやしもん3』石川雅之

もやしもん(3) (イブニングKC (151))『もやしもん』3巻では、樹教授念願の発酵蔵がついに完成する。自分たちでワインを作れるとは、なんて贅沢。
本書で私が一番ウケたのは、川浜・美里コンビが足踏みでワイン造りをしている場面。パンツまでブドウ色って…。やはり、この二人からは目が離せそうにない。
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『もやしもん2』石川雅之

もやしもん(2) (イブニングKC (126))1巻を読んで、すっかり菌ワールドにはまってしまった。
この『もやしもん』は、巻ごとにカバーの雰囲気を変えているという。タイトルロゴやテイストの異なる表紙に、一瞬戸惑う。タイトル自体、連載2回目にして変更しているのだから、いろいろな意味で先の読めない漫画である。さすがに『農業大学物語』では、『東京大学物語』 と混同すると思ったのだろうか。
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『もやしもん1』石川雅之

もやしもん(1) (イブニングKC (106))おもしろい。
話題になっていたので、タイトルとおおまかな内容は知っていたが、ここまでおもしろいとは。
物語は、菌が見える特異体質の主人公が、入学した農大でさまざまな騒動に巻き込まれながら発酵学を学んでいく、というもの。
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『神童(全3巻)』さそうあきら

神童

  • さそうあきら
  • 双葉社
  • 600円

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書評

のだめカンタービレ(1)同じクラシック漫画ということで、『のだめカンタービレ』と比較されてしまうのは、仕方がないだろう。また、映像化されるという点でも共通している。
だから本書の書評には、いくらか『のだめ』が入ってくることを最初に断っておきたい。といっても、どちらがいいか選ぶためではなく、あくまで内容を分かりやすく伝えるための比較である。
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『黄色い涙』永島慎二

黄色い涙

  • 永島慎二
  • マガジンハウス
  • 1260円

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書評

おそらく、嵐主演で映画化されることがなければ、この作品も作者の名前も知らないままだっただろう。
舞台は、昭和43年の阿佐ヶ谷。
そこで暮らす青年漫画家の部屋に、画家や小説家志望の若者が集まってきて奇妙な共同生活が始まる。
この作品では、若者たちの出会いと交流、そして別れを描いている。
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