カテゴリー : イギリス文学

『説きふせられて』ジェーン・オースティン

説きふせられて (岩波文庫)男は思い出に浸り、女は未来を見つめる生きものだと思っていたが、かつての恋人を変わらず愛し続けるアンのような女性を見ると、どうやらそうでもないらしい。
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『クロニクル千古の闇6 決戦のとき』ミシェル・ペイヴァー

決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)「早く先を読みたい」とはやる思いと、終わりが近づく寂しさ。
そんなジレンマにもだえつつ、ページをめくっていった。「クロニクル千古の闇」シリーズもついに最終巻である。

最強の〈魂食らい〉イオストラとの対決を前に、森には不穏な空気が立ち込める。悪霊による病と異常気象。雪と氷で覆われた地表さながら、氏族たちの心も不安や恐怖で固く閉ざされてしまう。イオストラの邪悪な支配を阻止するため、一人旅立つトラクを待ち受けていたものとは…。
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『マンスフィールド・パーク』ジェイン・オースティン

マンスフィールド・パーク (中公文庫)何とまあ、何とまあ本当に、時の働きとか人間の心の変化って不思議なんでしょう!(作中より)

『高慢と偏見』『エマ』に比べると地味だが、ボリュームといい内容といい、非常に読み応えのある一冊である。ひとりの女性が幸せを掴むまでの軌跡が、およそ10年の歳月をかけて丹念に描かれていく。初期の軽妙なものより、じっくり読ませる本書の方が私は好きだ。
円熟味を増したオースティンの筆が冴えわたる、後期を代表する傑作。
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『ノーサンガー・アビー』ジェイン・オースティン

ノーサンガー・アビー (ちくま文庫)ジェイン・オースティン6長篇の中で唯一文庫化されていなかった小説が、ついに(というかやっと)新訳で登場。
この『ノーサンガー・アビー』(ちなみにキネマ旬報社版は、「アビー」ではなく、「アベイ」)は、オースティン22、3歳頃に書かれた初期の作品である。紆余曲折を経て出版されたのは、執筆から20年近く経ってからのこと。
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『アーサー王ここに眠る』フィリップ・リーヴ

視点を変えてものごとを見るおもしろさを堪能できる、西洋歴史ファンタジーの佳作。
アーサー王ここに眠る

  • フィリップ・リーヴ
  • 東京創元社
  • 2625円

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書評

「アーサー王ここに眠る」というタイトルだが、主人公はかの有名な英雄ではなく、孤児の少女だ。
グウィナという名の少女は、戦乱の中からアーサーお抱えの吟遊詩人ミルディンに拾われ、図らずもアーサー王伝説が生み出されていく現場に立ち会うこととなる。つまり、内側から見たアーサー王物語である。
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