カテゴリー : イタリア文学

『神を見た犬』ディーノ・ブッツァーティ

神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)「本の虫」を自称していながら、自分がまだ何も読んでいない「ひよっこ」だと感じるのは、こんな作品に出合った時である。
イタリアの作家自体、片手で数えるほどしか知らない。ディーノ・ブッツァーティなんて聞いたこともない。だが紹介文によれば、「魔術的幻想文学の書き手として世界的に名高い」のだという。ただその「世界」に、私が入っていなかっただけなのだろう。
ともあれ、私にとっては初めて読む作家だったのだが、とても良かった。世界には凄い作家がいるものだ。プロットの巧みさ、切れ味鋭い筆致など、短篇のおもしろさを存分に味わうことのできる一冊である。
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『光草 ストラリスコ』ロベルト・ピウミーニ

光草(ストラリスコ) (Y.A.Books)なんてきれいな物語なのだろう。
まるで詩のような、美しい世界。まさにこれは、一篇の詩である。光と闇の両面が、端正な文章で描かれ、読者に一幅の名画を見せてくれる。
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