カテゴリー : 北欧文学

『ミレニアム2 火と戯れる女(上・下)』スティーグ・ラーソン

ミレニアム2 火と戯れる女 (上下巻)

  • スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂、山田美明訳
  • 早川書房
  • 1700円

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書評/ミステリ・サスペンス

「ミレニアム」第二部は、人身売買および強制売春がテーマ。
スティーグ・ラーソンは根っからのジャーナリストなのだろう、人間性を踏みにじる暴力に真っ向から切り込んでいく筆致は、読んでいて痛快である。
謎解きのおもしろさや構成のうまさでいえば、少女失踪事件の真相に迫った第一作目「ドラゴン・タトゥーの女」に分があるが、ある意味本作の方がミステリアスといえる。謎めいた孤高のヒロイン、リスベットの過去が掘り起こされていくのだから。
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『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下)』スティーグ・ラーソン

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下スウェーデンといえば、イケア、H&M、ボルボ・・・。
これからはその中に、スティーグ・ラーソンの小説『ミレニアム』を加えることになるだろう。ミステリを敬遠しがちな私が再読してしまった、超一級のエンターテインメントである。
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『野鴨』イプセン

野鴨 (岩波文庫)同じものを見ても、人によって受け取り方はさまざまである。
例えば、夜空に輝く満月を見て、ある者はロマンティックなムードに浸り、またある者は、学術的に考察する。中には、食べものを連想して、お腹を空かせる者もいるかもしれない。
つまり、対象は同じでも、見る人間の性格や立場や心によって、あらゆる姿にかたちを変え、意味を持たせてしまうのだ。
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『人形の家』イプセン

人形の家 (岩波文庫)この作品のストーリーは、手塚治虫の作品に出てきて(たしか、『七色いんこ』だった)知っていたが、改めて読んでみると作品の投げかける問いの大きさに圧倒させられた。
人を愛するとはどういうことか、結婚とは何か、自分とは何か、そして女性の幸せとは何か、といったさまざまな問題を考えさせる、深い内容の作品である。
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