カテゴリー : スペイン文学

『戦場の画家』アルトゥーロ・ペレス・レベルテ

戦場の画家 (集英社文庫)この世に生まれ落ちた瞬間から、誰しも「死」を背負っている。人の一生はいわば、死へのカウントダウン。
命の猶予期間をどう過ごし、どのように意義づけるのか。そんな鋭い問いかけが、深々と胸に突き刺さる傑作である。
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『漂泊の王の伝説』ラウラ・ガジェゴ・ガルシア

漂泊の王の伝説少し気が早いが、今年読んだ児童書の中で一番おもしろかった作品を挙げるなら、迷うことなく本書だ。
そもそも、「児童文学」という括りで分けることにたいして意味はないと思っているが。良い作品は、世代を超え年齢に関係なく、読み手の心を打つものなのだから。
とはいえ、ある程度読書を重ねてゆくと、時間を忘れるぐらい夢中になって読み耽る、という読書体験は年々少なくなってくる。とりわけ児童文学は、既存の作品の二番煎じ(ひどい場合は三番煎じ)が多いので、その中で心動かされる作品に出あうことは稀である。
ところが、この『漂泊の王の伝説』には久しぶりに圧倒された。これぞ、読書の醍醐味。現代版・アラビアンナイトの誕生だ。
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『風の影(上・下)』カルロス・ルイス・サフォン

風の影 (上) (集英社文庫)風の影 (下) (集英社文庫)発売当初から話題になっていた本書を、遅ればせながら読んだ。
とにかく、おもしろい。上下巻合わせて800ページを超すボリュームのある作品だが、全く長さを感じることなく、時間を忘れて読みふけってしまった。
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