『蘭陵王』田中芳樹
- 2009年 12月7日
小説よりも、漫画か映像で描いてほしい悲劇のイケメン王の物語。
続きを読む
カテゴリー : タ行の作家
『おくりびと』のアカデミー賞受賞に、『悼む人』の直木賞受賞。
映画と文学という違いこそあれ、「死」を真正面から取りあげた二作品が国内外で高い評価を得たことに、時代の変化を感じる。
完成に7年。真摯に死と向き合った試行錯誤の跡がうかがえる力作だと思う。が、釈然としない思いが残る。
続きを読む
これ、おもしろかったよ、と薦められたので読んでみた。
評判の一冊、らしい。著者は、立川談志のお弟子さん・立川談春。
朝ドラ史上屈指の名作「ちりとてちん」で落語のおもしろさに目覚めたとはいえ、まだまだ若葉マークの私。立川談志は知っているが、漫談しか聴いたことがない。そういえばこの人、落語家なんだったっけ、という失礼な認識である。
そんな訳だから、立川談春の高座はおろか、名前を聞くのも初めて。どうやら本書、彼の落語家人生を綴ったものらしい。知っている落語の根多(ネタ)もわずかな上に、談春って誰?というレベルの私が手に取っておもしろいのだろうか、と恐る恐る読み始めたところ、これがハマった。行間がゆったりと取られて文字数が少ないので、とても読みやすい。もっとも、あっという間に読み終えてしまうのは、その内容に引き込まれてしまうからなのだが。
続きを読む