カテゴリー : 社会

『世界がキューバ医療を手本にするわけ』吉田太郎

世界がキューバ医療を手本にするわけ

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書評/ルポルタージュ

お金と幸福が必ずしもイコールとならないことの好例が、キューバにある。
バレーボールで青春時代を過ごした私は、ワールドカップバレーの時ぐらいしかキューバに注目したことがない。経済水準の低い国ということで、あまり興味がなかったのが正直なところなのだ。アメリカに気兼ねしてか、日本ではキューバの情報が充分に伝えられていないことも大きいと思う。
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『核を売り捌いた男ー死のビジネス帝国を築いたドクター・カーンの真実』ゴードン・コレーラ

核を売り捌いた男ー死のビジネス帝国を築いたドクター・カーンの真実世界を股にかけて核関連物資・技術を売り捌いていた男・アブドゥル・カディール・カーン。
数年前、彼が牛耳っていた核兵器市場の実態が暴かれたとき、その闇の深さに驚くとともに、どうやって一介の科学者が強大な権力をもつに至り、何十年にもわたって自由に活動できたのか、不思議に思った。また、私には悪の手先にしかみえない(“博士”という敬称に違和感を覚える)カーンが、祖国・パキスタンでは「核開発の父」とまで呼ばれ、今でも英雄扱いされていることがどうしても理解できなかった。
カーンは一体何を行ったのか? カーンが世界に与えた影響は?彼の動きが封じられた後もなお残された問題とは?本書は、各国政府や関係者の取材をもとに核の闇市場に迫ったドキュメントである。
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『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』森達也

王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B)そういえば、どうなったのだろう?このタイトルを見てそんな疑問が頭をよぎった人は、読むべし。
本書は、「桃太郎」といった民話からイソップ童話、「仮面ライダー」まで、古今東西の15の物語をパロディ化したものである。
これまで私は、パロディというものを一段低く見ているところがあった。所詮、オリジナル作品をおもしろおかしくアレンジしただけのものじゃないか、と。もちろん、オリジナルありきではあるが、既成の作品を借りて自分の思考やテーマを表現する、という意味ではオリジナル以上におもしろい。
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『明香ちゃんの心臓―検証 東京女子医大病院事件』鈴木敦秋

明香ちゃんの心臓

  • 鈴木敦秋
  • 講談社
  • 1785円

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書評

心臓病では日本一とされる病院で手術を受けた12歳の少女が命を落とした。その死因は隠蔽され、カルテは改ざんされた。本書は、少女の死の背景に広がる医療界の闇に迫ったドキュメントである。
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『ドリームボックス 殺されてゆくペットたち』小林照幸

ドリームボックス―殺されてゆくペットたち辛くて、苦しくて、読み終わるのに時間がかかってしまった。
数ページ読んでは本を置き、また数ページ読んで・・・というゆっくりしたペースなのに、どっと疲労感が押し寄せてくるのだ。

年間およそ40万匹。
これは、日本で殺処分されている犬や猫の数である。
飼い主の飼育放棄や、野良犬を理由に「引き取り」「捕獲・保護」された犬猫の多くは、最終的に県内の動物愛護センターに運ばれてくる。そして、収容された動物たちの大部分は、殺処分される。
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『心にナイフをしのばせて』奥野修司

心にナイフをしのばせて本書で著者が本当に伝えたかったこととは、同級生をナイフでメッタ刺しにして首を切り落とすという残虐さでもなく、犯人Aが少年院を退院した後弁護士になっているという衝撃的な事実でもなく、弁護士になったAが慰謝料を払わずいまだ謝罪の言葉すらないことでもないだろう。
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『4アウト ある障害者野球チームの挑戦』平山譲

4アウト―ある障害者野球チームの挑戦「身体障害者の野球」に対する物珍しさから、本書を手に取った人が多いかもしれない。私もその一人だった。
しかし、あとがきにあるように、本書は決してマイノリティの特殊な物語ではない。挫折を乗り越えた人間の強さを描いた物語なのだ。
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『犯罪は「この場所」で起こる』小宮信夫

犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書)少年が凶悪事件を犯すと、マスコミはこぞって「少年に一体何が!?」とか、「少年に潜む心の闇」といったような犯人の人格や境遇に犯罪の原因を求めようとする。
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