『美女いくさ』諸田玲子
- 2008年 11月20日
歴史というのは、「勝者」の歴史であるとともに、「男」の歴史でもあると思う。良くも悪くも名を残すのは男で、女が表舞台に登場することは稀だ。
では、女は男が勢力を拡大するための都合の良い道具だったのか。ただ流れに身を任せるだけの、か弱い存在に過ぎなかったのか。
そうではなく、男が戦場で武勲をあげるのと同じように、女も己のフィールドで誇りを持って戦っていたのだ、と描いたのが本書である。
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歴史というのは、「勝者」の歴史であるとともに、「男」の歴史でもあると思う。良くも悪くも名を残すのは男で、女が表舞台に登場することは稀だ。
では、女は男が勢力を拡大するための都合の良い道具だったのか。ただ流れに身を任せるだけの、か弱い存在に過ぎなかったのか。
そうではなく、男が戦場で武勲をあげるのと同じように、女も己のフィールドで誇りを持って戦っていたのだ、と描いたのが本書である。
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これ、おもしろかったよ、と薦められたので読んでみた。
評判の一冊、らしい。著者は、立川談志のお弟子さん・立川談春。
朝ドラ史上屈指の名作「ちりとてちん」で落語のおもしろさに目覚めたとはいえ、まだまだ若葉マークの私。立川談志は知っているが、漫談しか聴いたことがない。そういえばこの人、落語家なんだったっけ、という失礼な認識である。
そんな訳だから、立川談春の高座はおろか、名前を聞くのも初めて。どうやら本書、彼の落語家人生を綴ったものらしい。知っている落語の根多(ネタ)もわずかな上に、談春って誰?というレベルの私が手に取っておもしろいのだろうか、と恐る恐る読み始めたところ、これがハマった。行間がゆったりと取られて文字数が少ないので、とても読みやすい。もっとも、あっという間に読み終えてしまうのは、その内容に引き込まれてしまうからなのだが。
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私の手元に、『京都時代MAP 幕末・維新編』なる一冊の本がある。
これは、幕末京都の地図の上に半透明のトレーシングペーパーに印刷された現代の地図が重ね合わされた、京都の変遷を俯瞰できる地図帳である。
京都観光にはお世辞にも実用的とはいえない代物なので、悦に入るのは歴史マニアぐらいかと思っていたが、関連本が数冊出ているところをみると売れ行きは上々のようだ(それとも歴史好きが多いのか)。二次元の世界とはいえ、時空を隔てた同じ場所を同時に眺められるというのは、なかなか楽しいものである。
なぜこんな話題から入ったかというと、この『時のかさなり』という小説を読んで私はこの地図帳と同じものを感じたからである。
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少し気が早いが、今年読んだ児童書の中で一番おもしろかった作品を挙げるなら、迷うことなく本書だ。
そもそも、「児童文学」という括りで分けることにたいして意味はないと思っているが。良い作品は、世代を超え年齢に関係なく、読み手の心を打つものなのだから。
とはいえ、ある程度読書を重ねてゆくと、時間を忘れるぐらい夢中になって読み耽る、という読書体験は年々少なくなってくる。とりわけ児童文学は、既存の作品の二番煎じ(ひどい場合は三番煎じ)が多いので、その中で心動かされる作品に出あうことは稀である。
ところが、この『漂泊の王の伝説』には久しぶりに圧倒された。これぞ、読書の醍醐味。現代版・アラビアンナイトの誕生だ。
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最終回まで残すところわずかとなった「篤姫」だが、大河ドラマの主人公に、と私がひそかに熱望している人物がいる。その人とは、尾張藩第7代藩主・徳川宗春。
時の将軍・吉宗の緊縮財政に真っ向から異議を唱え、規制緩和によって名古屋を繁栄させた人物である。たしか、「八代将軍吉宗」の時に登場していた覚えがあるが、業績や人物としての魅力の割には知名度が低いように思うので、ここは主役で是非!
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