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ぐらんぼん-読書・書評

『蘭陵王』田中芳樹

蘭陵王
小説よりも、漫画か映像で描いてほしい悲劇のイケメン王の物語。

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『小太郎の左腕』和田竜

小太郎の左腕
草食系男子のみならず、近頃では弁当男子、スイーツ男子、はたまたレギンス男子なんてのまでいるそうな。
ステレオタイプな“男らしさ”に捉われず、自分らしく生きるのは大いに結構。ただ、ちょっと軟弱過ぎやしないかい。ガツガツした男もどうかと思うけど、ザ・肉食系とでもいうべき戦国武将に惹かれる“歴女”の気持ちも分からないでもない。
そんな女性陣の不満を代弁…した訳じゃないだろうが、乱世に生きる男たちの葛藤を描いた男臭い小説が、本書。

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『洋梨形の男』ジョージ・R・R・マーティン

洋梨形の男 (奇想コレクション)
ホラー系統の作品を集めた、日本オリジナル編集の中短篇集。6篇中4篇は、本邦初訳である。
と言われると、ものすごく得した気分になるのだけど、そもそもジョージ・R・R・マーティンの作品を読むの自体、初めてなんだった。

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『びんぼう神様さま』高草洋子

びんぼう神様さま
年じゅう金欠でぴいぴい言っているからか、タイトルに引き寄せられるように手に取ってしまった。
でもよく見ると、びんぼう神に「様」がついている。それでは足りぬとばかりに、もひとつ「さま」が。
貧乏神(平仮名から漢字にするだけで、どうしてこんなにも辛気臭くなるんだろう)って、疎んじられることはあっても崇め奉られることなんて、まあないと思う。浅田次郎の『憑神』じゃないけど、貧乏神・疫病神・死神の3トップは、できればお近づきになりたくないもの。
・・・というこれまでの考えを、見事に一変させてくれたのが本書である。

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『ミレニアム2 火と戯れる女(上・下)』スティーグ・ラーソン


ミレニアム2 火と戯れる女 (上下巻)

  • スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂、山田美明訳
  • 早川書房
  • 1700円

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書評/ミステリ・サスペンス

「ミレニアム」第二部は、人身売買および強制売春がテーマ。
スティーグ・ラーソンは根っからのジャーナリストなのだろう、人間性を踏みにじる暴力に真っ向から切り込んでいく筆致は、読んでいて痛快である。
謎解きのおもしろさや構成のうまさでいえば、少女失踪事件の真相に迫った第一作目「ドラゴン・タトゥーの女」に分があるが、ある意味本作の方がミステリアスといえる。謎めいた孤高のヒロイン、リスベットの過去が掘り起こされていくのだから。

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