『夕陽の梨 五代英雄伝』仁木英之

夕陽の梨―五代英雄伝殷・周・秦・漢・三国・晋 南北朝・隋・唐・五代~♪
これを、「もしもしかめよ かめさんよ」の童謡の節にのせて歌うと、あら不思議。どんなに記憶力の悪い人でも、中国の歴代王朝が時代順にすらすらと出てくる。
学生時代この替え歌で、幾度試験を乗り切ったことか。ただ、この暗記法の欠点は、最初から歌わないと中華人民共和国まで辿り着けないことである(ちなみに、「かめさん」バージョンより細かいアルプス一万尺のメロディで覚えていた友達もいた)。中国の歴史替え歌を知っているかどうかで、その人の年齢が分かるとか分からないとか。
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『エヴァ・ライカーの記憶』ドナルド・A・スタンウッド

エヴァ・ライカーの記憶

  • ドナルド・A.スタンウッド
  • 東京創元社
  • 1470円

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書評

長らく絶版になっていた一冊が、版元を替えて復刊された。本書は、かの有名な〈タイタニック号〉沈没をモチーフにしたミステリーである。
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『フルーツバスケット(全23巻)』高屋奈月

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)主人公は、高校生の本田透。
幼い時に父親が病死、母親が交通事故で他界したため、自活することに。たび重なる不遇にもめげず、前向きで素直な女の子である(ほとんど天然記念物モノ)。そんな彼女が、ひょんなことから同級生の男の子の家に居候するところから動き出す物語。
美少年に囲まれたヒロイン、との設定はいかにも少女漫画的ではあるが、ここに“十二支の呪い”という悲壮感漂うエピソードが絡んでくるからおもしろい。
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『千の嘘』ローラ・ウィルソン

千の嘘

  • ローラウィルソン
  • 東京創元社
  • 1155円

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書評

本書を読んで私の脳裏をよぎったのは、オーストリアから発信された衝撃のニュースである。
父親が娘を24年間にわたって自宅地下室に監禁。性的暴行を加えて、7人の子どもを産ませていた、という事件である。日本でも大きく取り上げられたので、ご記憶の方も多いことと思う。
犯人の顔写真や地下室の様子が公開、次々と事件の全貌が明らかになるにつれて、そのあまりの悲惨さに言葉を失った。なにより衝撃だったのは、近所の人が“鬼畜”と呼ぶにふさわしい男のことを、「こんなことをするとは思えない、まったく普通の人」と話していたことだ。
外から見ただけでは、決して窺い知ることのできないもの。そのひとつが、家庭であろう。傍目にはどんなに幸せな家庭に映っても、真実の姿は中に入ってみなければ分からない。一歩足を踏み入れるとそこには、底知れぬ闇が広がっているかもしれない。本書は、「家庭」という名の牢獄に囚われた人々の物語である。
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『ヴィヴァーチェ 紅色のエイ』あさのあつこ

ヴィヴァーチェ  紅色のエイ (銀のさじ)・・・続くのか!
ほとんど予備知識のないまま読み始めたので、本編と関係のないところでびっくりしてしまった。それにしても、一体何巻で完結するのだろう。
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