『びんぼう神様さま』高草洋子
- 2009年 11月21日
Amazonで購入
書評/ミステリ・サスペンス
「ミレニアム」第二部は、人身売買および強制売春がテーマ。
スティーグ・ラーソンは根っからのジャーナリストなのだろう、人間性を踏みにじる暴力に真っ向から切り込んでいく筆致は、読んでいて痛快である。
謎解きのおもしろさや構成のうまさでいえば、少女失踪事件の真相に迫った第一作目「ドラゴン・タトゥーの女」に分があるが、ある意味本作の方がミステリアスといえる。謎めいた孤高のヒロイン、リスベットの過去が掘り起こされていくのだから。
続きを読む
ある女性の26年にわたる贖罪の年月が、いじめで級友を自殺未遂に追いやった中学生たちや、彼らを見守る教師の内面にさざ波のように広がっていき、確かな変化をもたらすようになる。
その波紋を、語り手を替えて紡いだ連作短篇集が本書。
続きを読む
乱読・積読・併読の本の虫による書評。 海外文学、歴史、YAなど。
Author’s Name:ぐら
長年愛読していた日経新聞に嫌気がさしたので、おもいきって他紙に変えてみた。にしても、ワイドショーと大差ない政治面はどうにかならんものかねぇ。。。(9.1)