『次世代ウェブ』佐々木俊尚

次世代ウェブ  グーグルの次のモデル (光文社新書)私はネットで何か調べる時、専らグーグルの検索に頼っている。他の検索エンジンより欲しい情報がすぐ手に入りやすいからだ。より早く効率よく検索するテクニックを解説した参考書籍も読んだ。
それでも、満足できない。適当な検索キーワードを思いつかない時や、欲しい情報がダイレクトに検索結果に出てこない時などには、グーグルといえども不便さを感じる。そこに、グーグルを超える新たなネットビジネスの可能性がある、と著者は言う。
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『グーグル・アマゾン化する社会』森健

グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)現在、ウェブについて語る時よく使われる、「ロングテール」という言葉。
売り上げ数を縦軸、売り上げ順位を横軸にして描いたグラフを恐竜に見立て、売り上げ上位の部分をヘッド(頭)、長く伸び続ける売り上げ下位の部分をロングテール(尻尾)と呼ぶ。リアル店舗では見向きもされなかった商品が、ウェブでは厖大な品数によって広く利益を集めることができる、と喧伝されている。
しかし、ロングテール現象は、本当にいいことなのか。現実に利益を享受しているのは、ごく一部の人間(企業)だけではないのか。

商品の多様化で利益を得るロングテールは、その裏返しとして、ヘッドという一極集中を招くのではないか(P.5)

という疑問を、とことん突き詰めたのが、本書である。
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『ぼくが死んだ朝』ロバート・コーミア

コーミアの名を一躍世に知らしめた問題作、『チョコレート・ウォー』はおもしろかったが、どちらかというと本書の方が私の好みだ。
手に汗握る緊迫感。
息詰まる葛藤。
予測のつかない展開。
まるでジェットコースターに乗った時のような、スリルと興奮を味わうことができる。
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『プークが丘の妖精パック』ラドヤード・キプリング

プークが丘の妖精パック (光文社古典新訳文庫)妖精・パックとくれば、シェイクスピア作品が好きな人間としては、即座に反応してしまう。
『夏の夜の夢』に登場する“いたずら好きの妖精”のイメージが強いが、タイトルになっているとはいえ、本書ではその存在感は控えめである。司会者のように物語の進行役を務めている、といえようか。
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『きみはポラリス』三浦しをん


きみはポラリス

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書評/国内純文学


三浦しをんの最新刊である。ただ、11篇中4篇は、既刊のアンソロジー本に収録された作品なので、それらを買った人(しかも三浦しをん目当てで)は、「そんなことなら先に言ってくれよ・・・」とぼやきたくなるかもしれない。
私自身、「春太の毎日」『最後の恋』収録)に関しては、エビスビールのホームページで公開されていた時(「最後の恋」というテーマで女性作家が競演する豪華な企画だったのだ)から読んでいるから、今回で3度目となる。
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