『この世でいちばんすばらしい馬』チェン・ジャンホン

この世でいちばんすばらしい馬この地球で、我が物顔で振る舞う人類。思考・創造し、堂々たる文明社会を築き上げた。
が、果たして「優れた」生きものと、胸を張って言えるのだろうか?傷つけ合い、自然を破壊して自らの命や種の生存を脅かしかねない、このやっかいな生きものを。

むかしむかし、ハン・ガンという絵を描くのが大好きな少年がいた。道具を買えないほど貧しかったが、高名な画家の目に止まり、その元でめきめきと腕を上げていく。
数年後、宮廷の絵師となったハン・ガンの元へ、ひとりの武将が訪ねて来る。彼の描く馬は生きて絵から飛び出すぐらい素晴らしい、との評判を聞きつけ、戦場を勇敢に駆け抜ける名馬を一頭描いてもらいに来たのだった。
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『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々4 迷宮の戦い』リック・リオーダン

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈4〉迷宮の戦い愛国心が強い訳でも、アンチ・アメリカという訳でもないが、ハリウッドの終末モノ映画を見ると、きまって毒づいてしまう(じゃあ観なきゃいいのに)。なんでアメリカ人が人類代表で地球を危機から救っているんだ?え、なにか、アメリカは世界の中心とでも言いたいのか?etc…
そんな私でも、この作品のようにここまで堂々とアメリカナイズされるとかえって気持ちが良いものである。
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『二年間の休暇(上・下)』ジュール・ヴェルヌ

二年間の休暇〈上〉 (偕成社文庫)二年間の休暇〈下〉―十五少年漂流記 (偕成社文庫)「十五少年漂流記」として親しまれてきた冒険物語の古典的名作。原題が「二年間の休暇」というのを初めて知った。
ニュージーランドの寄宿学校で学ぶ生徒たちが待ち望んでいた休暇。二ヶ月の予定だった航海が、嵐で船が漂流して図らずも二年間に及ぶ無人島生活となってしまう。
帆船に乗っていたのは、8歳から14歳の少年ら15人。子どもたちは漂着した島で力を合わせて困難と戦いながら、自分たちの生活を築いていく。
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『楽園への疾走』J・G・バラード

楽園への疾走

  • J.G.バラード
  • 東京創元社
  • 1050円

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書評

何をもって「幸福」とするのか一人ひとり違うように、「楽園」の定義も十人十色。
誰もが夢見る「楽園」なんて、どこまでも幻想に過ぎないのではないか?
それでも地上の楽園を追い求めずにはいられない人間の性を思い、暗澹たる気持ちになる一冊である。
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『虎よ、虎よ!』アルフレッド・ベスター

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)今年は食わず嫌いしていたSFを読もう、と思い立ち、まず手に取った一冊なのだが、むっとするような熱気に圧倒された。とても50年前に書かれたとは思えない新鮮さである。
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