タグ : YA

『魔使いの秘密』ジョゼフ・ディレイニー

魔使いの秘密

  • ジョゼフディレイニー
  • 東京創元社
  • 2625円

Amazonで購入
書評

『魔使いの弟子』『魔使いの呪い』につづく、第三段。
シリーズも三作目となると、物語の方向性や手ごたえといったものが、ある程度掴めるようになってくる。この「魔使いシリーズ」はおもしろい。ハリー・ポッターの新刊予約ほど話題になっていないようだが、読み応えのある良質のファンタジーである。
続きを読む

『ブルーバック』ティム・ウィントン

ブルーバック「三寒四温」と言われるが、まだ寒い日が続く。先日は、厳しい冷え込みに加え、ものすごい突風が吹き荒れた。まっすぐ歩いているつもりなのに横へ横へと流されていく。その上、土埃、花粉、黄沙とも分からない異物が舞い散って目がかすみ、散々であった。
その反動で、いや、こんな時期だからこそ、南の海を舞台にした爽やかな物語を読みたくなる。
続きを読む

『アイスマーク 赤き王女の剣』スチュアート・ヒル

アイスマーク―赤き王女の剣児童ファンタジー本が、どんどん厚く、重くなっている。
あれは東野圭吾さんの短篇だっただろうか、売れる本を作るために出版社や作家が本の分量を競うようになり、最後は鉄板を仕込んで文字通り「重い」本に仕立てた、という笑えない物語があったが、最近の児童書をみると、小説の世界だけではない気がしてくる。ここまでくると、読書=筋トレ状態である。特に、このソニー・マガジンズの翻訳ファンタジーは一冊の分量が半端じゃない。児童書なのに、子どもに優しくない本である。
続きを読む

『ミッドナイターズ1 真夜中に生まれし者』スコット・ウエスターフェルド

ミッドナイターズ 1  真夜中に生まれし者真夜中12時。
それは、秘密の時間。世の中のすべてのものが凍りつく時間。ミッドナイターと闇の生き物だけが活動する時間。
続きを読む

『宇宙のかたすみ』アン・M・マーティン

宇宙のかたすみこの作品は好きで、折に触れて読み返す。
設定もストーリー展開もごくありふれたものなのに、「宇宙のすみっこをめくってみる」というフレーズが出てくると、一瞬にして輝きを放つから不思議である。
続きを読む

Page 5 of 15« First...34567...10...Last »